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南区の井尻支店を2月25日リニューアルオープン 西日本シティ銀行


週刊経済2025年2月19日発行号

役割を「コンサル中心の場」へと改装

 

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は2月25日、井尻支店(同市南区井尻5丁目)をリニューアルオープンする。

同行では現中期経営計画で営業店の役割を事務手続きの場から「コンサルティング中心の場」へと変革を進めており、次世代営業店システム「営業店スマート化ソリューション」の全店導入や営業店のリニューアルに取り組んでいる。現中計での営業店のリニューアルは、2023年9月の筑紫通支店(同市博多区)、24年11月の伊万里支店(佐賀県伊万里市)、香椎支店(福岡市東区)に続き4カ店目。井尻支店も次世代営業店システムのコンセプトに沿い、個室型の相談ブースなどを設置し、相続や住宅ローンなどについて落ち着いた空間で相談できる店舗へと改装する。

同支店は西鉄天神大牟田線井尻駅から南側へ徒歩2分の立地。リニューアルで店内は個室型の相談ブースを設置するなどコンサルティングエリアを拡充する。「対面での相談」から来店客に寄り添える「横並びでの相談」に切り替えることができるデスクも採用。外装や内装を暖色系や木質とすることで温かみのある雰囲気を演出する。

次世代営業店システ導入後の店舗では、従来の営業店事務で必要とされてきた金融専用端末をタブレットやパソコンに置き換え、「伝票・帳票(印鑑)レス」、「現金ハンドリングレス」、「勘定集計レス」を実現。来店客は伝票記入や印鑑押印などの負担軽減や事務手続きにかかる待ち時間が削減できるほか、行内では営業店事務の効率化やコスト削減が見込める。行員は事務効率化で創出された時間を活用し、顧客ニーズ把握やソリューション提案など高付加価値業務にシフトする。