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南九州コカコーラを経営統合へ  コカ・コーラウエスト    来年3月をめどに


 コカ・コーラウエスト株式会社(福岡市東区箱崎7丁目、吉松民雄社長)は、株式を25%保有する南九州コカ・コーラボトリング株式会社(熊本市、竹森英治社長)の全株式を取得し、2013年3月末をめどに完全子会社化して経営統合する協議・検討を始めた。買収額は未定。
 コカ・ウエスト社と南九州コカ社は2007年3月に資本業務提携して以来、コカ・コーラ事業でのマーケティング活動やサプライチェーンマネジメンとを中心に協働関係を構築しており、役員・経営幹部を含む人材交流をするなど業務提携の推進体制も強化してきた。しかし、消費者ニーズの多様化や節約志向、販売チャネルの変化など清涼飲料業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、関西以西をエリアとし、日本最大のコカ・コーラボトラー社であるコカ・ウエスト社が南九州4県をカバーする南九州コカ社を統合することで、九州および西日本エリア全体での製造や物流の効率化、コスト競争力の強化を目指す。
 コカ・ウエスト社は1960年12月設立、資本金は152億3100万円、連結売上高は3997億1700万円(2011年12月期)、従業員数は8105人。
 南九州コカ社は1962年8月設立、資本金は63億8800万円、連結売上高は803億1200万円(同)、従業員数は2164人。