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半導体事業会社とデジタル機器メーカーと提携 otta


見守りサービスの開発を強化

位置情報サービスの企画・開発業の㈱otta(福岡市中央区天神3丁目、山本文和社長)は7月27日付で、半導体事業の菱洋エレクトロ㈱(東京都中央区、大内孝好社長)とデジタル機器メーカーの㈱アイ・オー・データ機器(石川県金沢市、細野昭雄社長)と業務提携した。

ビーコン(※1)を活用した専用端末から発する電波を、専用アプリがインストールされたスマートフォンがキャッチすることで、専用端末を身に付けた子供や高齢者の位置場所を特定するIoT見守りサービス「otta」を提供する同社では、市町村と提携し、西日本エリアでサービスエリアの拡大を進めている。今秋には関東初進出となる東京都渋谷区でのシステム導入を予定しており、今回の提携では、サービスエリア拡大に伴う専用基地局や携帯ビーコン端末の安定供給体制の構築と、新たな端末の開発を共同で進めていく。山本社長は「東京電力ホールディングス㈱による東京都渋谷区全域での見守りサービスへのシステム提供など、今後もサービス展開地域を拡大していきたい」と話している。

(※1)低消費電力の近距離無線技術「Bluetooth Low Energy」を利用した位置特定技術のこと。

2017年8月8日発行