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千葉県浦安市に自社最大2万7000平方メートルの鉄鋼ストックヤード 小野建 投資額17億円の第3倉庫完成により
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東証二部上場で鉄鋼・建材商社の小野建株式会社(管理統括本部・北九州市小倉北区西港町、小野建社長)は七月、千葉県浦安市港に約十七億円かけて建設していた東京支店浦安センター第三倉庫が完成した。第三倉庫の敷地面積は一万八百十三平方メートル、平屋建ての床面積は六千四百七十二平方メートルで、浦安センターの総敷地面積は二万七千平方メートルとなり、同社最大かつ全国最大規模の鉄鋼・建材ストックヤードとなった。浦安センターへの総投資額は約四十億円。
これは東京支店(東京都中央区日本橋茅場町)の業務拡大に伴い、物 流拠点として○一年十月に開設した浦安センターの出荷能力および出荷効率アップ、在庫商品アイテムの拡充を図ったもの。また、今年二月に青森県に八戸営業所、今期中には仙台にも拠点を開設し、首都圏および東日本エリアでの営業強化を図っていく。
05年3月期連結売上高は前期比15.6%増の958億円見込む
また、同社の〇五年三月期連結売上高は、前期比一五・六%増の九百五十八億八千万円、経常利益は同六二・三%増の六十四億一千百万円を見込んでいる。
中国を中心とした東アジアにおける鉄鋼需要の高まりにより、国内メ ーカーの輸出量が増加したことと、これに伴う鉄鋼原料価格の高騰で国内鉄鋼商品市況が前期に引き続き上昇傾向にあること。また、国内需要も民間需要が回復基調にあることから、今期連結決算で当初予想より売上高で約百億円増の九百五十八億八千万円、経常利益で約二十七億六千八百万円増の六十四億一千百万円とした。
なお、同社の〇五年三月期第一四半期決算は売上高が前年同期比二七・八%増の二十二億三千五百万円となっている。「今後も積極的な営業展開で販売エリアの拡大、販売シェアの向上で業績向上を目指す」としている。
同社は一九二六年創業、四九年八月設立、資本金は二十二億円、従業 員数は約三百人。
2004.8.31 発行 週刊経済より