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千葉市の新工場が完成 一蘭


週刊経済2022年5月17日発行

7月に本格稼働

とんこつラーメン店を展開する㈱一蘭(福岡市博多区中洲5丁目、吉冨学社長)が千葉市緑区誉田町に建設していた新工場が4月8日完成した。
今年7月には現在の横浜工場(横浜市都筑区)から工場機能を移転し、本格稼働させる。同社では東日本で30店舗以上展開しているが、関東以北への出店は北海道のみ。新工場で生産体制を整え、出店を強化する。新工場の敷地面積は2万4676㎡。建築面積は5154㎡。延べ床面積は6517㎡。1日あたりの生産量は麺5万食、チャーシュー6万6千食、スープ5万食。工場内は指定の場所まで自動で運搬する無人フォークリフトを導入したほか、作業の自動化を進めて生産性と安全性を向上させている。同社では「誉田町は本社工場がある糸島市同様、自然環境に恵まれている。安心安全な食材提供のブランドを広げていきたい」と話している。
同社は1993年設立。資本金は4千万円。従業員数は403人。売上高は186億円(2020年12月期)。