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千葉市のエスポ社とアスベスト処理剤の九州総代理店契約   セマンティック   年内には中国、四国地区の総代理店へ


 環境保全に配慮したせっけんや洗剤などを販売する株式会社セマンティック(福岡市中央区薬院3丁目、用松達雄社長)は11月1日に、薬剤メーカーのエスポ株式会社(千葉市花見川区武石町1丁目、小林暢生社長)と、アスベスト処理剤「ラングパル」の九州地区総販売代理店契約を締結した。
 現在、福岡県内の自治体ではアスベスト対策が急速に進められていることから、福岡市内の行政関連の施設および学校関係での導入を目指す。年内には中国、四国地区でも総販売代理店となり販売していく予定。
 ラングパルは自動車工場や建築向けの薬剤や装置、材料の製造・販売および特許や技術を供与するエスポ株式会社が1990年6月に特許を申請した製品。アスベストを撤去する工程で、アスベスト、油煙、コンクリートの粉塵などが飛散しないように液体状に変化させる急速沈降液と、アスベスト含有建材や吹き付け面などアスベストが脱落しないように防止する固着塗料の2種類がある。
 用松社長は「アスベスト問題は、連日メディアでも取り上げられているが、現段階では官公庁関連のみが対策を急いでいる状況。今後は民間施設の除去も提案していきたい」と話している。
 同社は2003年12月設立。資本金1,000万円。従業員数六人。これまでに自衛隊、海上保安庁や大手機械メーカーに空気洗浄や殺菌機能を持つ液剤などを販売。04年12月期売上高は9,500万円。
 用松社長は福岡市出身。1952年11月6日生まれの53歳。九州電気短期大学卒。趣味は温泉巡り。