NEWS

  • 地域

千代複合ビルの事務所棟と駐車場棟を開業  西日本鉄道    3月に住宅棟含めグランドオープン


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、長尾亜夫社長)は2月1日、総事業費約39億円を投じて同博多区千代4丁目に建設していた複合ビル「西鉄千代県庁口スクエア」のうち、「西鉄県庁口駐車場」および10階建て事務所棟「西鉄千代県庁口ビル」を開業した。3月に残りの16階建て住宅棟「ラクレイス県庁口」を含め、グランドオープンする。
 これは交通結節の良い社有地に住居や店舗などの複合ビルの開発を進める一環で、06年の「西鉄平尾駅ビル」(中央区)や07年の「西鉄西新ビル」(早良区)に続く3カ所目。同ビルは西鉄バス「千代町」停留所前で、福岡市営地下鉄「千代県庁口」駅からも徒歩1分の場所。約4500平方mの敷地内に、賃貸マンションと店舗(1階)が一体となった住宅棟や、オフィスと店舗(1階)が一体となった事務所棟、318台が駐車可能な駐車場棟で構成する。先行開業する24時間営業の駐車場は、自走式(246台)とタワー式(72台)からなり、同地区では最大級となる。自走式が月極と時間貸し、タワー式は月極のみ(マンション入居者優先)。時間貸しは昼間が30分100円、夜間が60分100円。事務所棟の2階以上の事務所は、ワンフロアあたり約615平方m。また3月に入居開始する住宅棟の賃貸マンションは全126戸で、1ルームが31戸、1LDKが61戸、2LDKが25戸で、最上階はメゾネットタイプ(9戸)とし、多数のプランを用意しているという。