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医薬品の研究開発会社に2億5千万円を共同出資 QBキャピタル
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投資案件9件目
大学発ベンチャー企業を支援するQBキャピタル合同会社(福岡市早良区百道浜1丁目、坂本剛代表)は12月28日、宮銀ベンチャーキャピタルなど2社と共同で、医薬品研究開発のひむかAMファーマ㈱(宮崎市清武町木原、新城裕司社長)に2億5000万円を出資した。投資案件は9件目。
ひむかAMファーマは17年2月、宮崎大学の北村和雄教授らが発見したアドレノメデュリン(血管拡張性ペプチド)を活用したペプチド(アミノ酸が結合した分子)医薬品の研究開発を行う宮崎大学発のベンチャー企業として設立された。新城社長は九州大学経済学府産業マネジメント専攻の修了生だが、同ファンドが九州大学以外の大学の技術シーズを活用して起業した先へ出資するのは初。アドレノメデュリンの発見者の一人である北村和雄教授が顧問として参画していること、研究開発の精度が高く、実用化に向けた研究開発が進捗していること、アドレノメデュリンを活用した医薬品が近年、世界的に患者数が増加している難治性炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)に有効な治療薬として期待されていること、グローバルな事業展開が可能であることなどが評価され、今回の出資に至った。調達した資金は研究開発などの運転資金として使用する。
QBキャピタルは15年4月設立。出資者は㈱西日本シティ銀行、㈱産学連携機構九州など。
2018年1月16日発行