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医療用画像管理ソフトの試用版リリース  ジウン    正式版は2017年春を予定


 医療機関向けにシステムを開発する株式会社ジウン(福岡市東区多の津1丁目、神田文隆社長)は12月14日、国内向けに医療用画像管理ソフトの試用版をリリースした。
 これまで海外向けに提供していたが、国内からの問い合わせなどが増えたことを受け開始したもの。製品名は「SonicDICOM PACS(ソニックダイコム パックス)」。医療画像を受信・管理する専用サーバー(DICOM〈※〉サーバー)と、それらの画像を閲覧する機能(DICOMビューアー)を合わせ持ったソフトウェアで、通常は専門知識がなければインストールでさえ難しいとされるが、同製品はその煩雑さを解消し、ソフトウェアのガイダンスに沿うだけで簡単にセットアップできる仕組みとなっている。正式版のリリースは2017年春を予定しており、今後は多言語にも対応していく。
 同社では「現在、国内で当製品を医療機器として販売するための医療機器認証取得の作業をしており、認証の取得が完了してから販売開始となる。春ごろの取得を目指し、国内での販路を広げていきたい」と話している。
 同社は2000年7月設立。資本金は1000万円で決算期は3月。従業員数は4人。
 ※…医用画像診断装置(CTやMRIなど)、医用画像プリンタなどの間でデジタル画像データ(及び付随する診療データ)の通信・保存の方法を定めた国際標準規格。