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医療法人紫泉会と合併  杏林会    医療法人社団杏林会に


 吉塚林病院、介護老人保健施設光、居宅介護支援事業所すまいるプラン博多を運営する医療法人杏林会(福岡市博多区吉塚4丁目、杉岡洋一理事長)は、6月1日、金隈病院などを運営する医療法人紫泉会と合併し、医療法人社団杏林会に組織変更した。理事長には杉岡洋一前医療法人杏林会理事長が就任した。
 高齢者医療に積極的に取り組むという主旨が一致したことによるもの。病床数は吉塚林病院の336床と、金隈病院646床の合計982床となった。
 杉岡理事長は「要介護の状態にならないようにすることが大事。高齢者が安心して生活できる社会をつくっていかなければならない」と抱負を述べた。
 杉岡理事長は神奈川県横須賀市出身。1932年11月6日生まれの74歳。九州大学医学部卒。趣味は音楽鑑賞。

 アイランドシティに新病院開設

 また、同会は08年7月開業をめどに、福岡市東区香椎照葉3丁目のアイランドシティに股・膝関節専門の4階建て新病院を建設する。年内をめどに着工し、完成は08年7月。
 場所はアイランドシティ中央公園南側。4階建てで、敷地面積9,500平方m、建築面積1,806平方m、延べ床面積3,949平方m。股関節・膝関節疾患と障害の治療、スポーツ障害の予防・治療に特化する。また、手術術式などの技術継承を狙い、アジアも含めた見学医師のための研修ホールや宿泊室を備える。病院名は「杉岡記念病院(仮称)」で、病床数は50床。総工費は公表していない。
 杉岡理事長は「脳と運動器の総括的治療を目指し、世界最先端の治療をしていきたい。アジアの医療交流拠点としても役割を果たし、技術継承に努めていく」と話す。