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医療機関窓口、検査機増設などコロナ対応強化 福岡県


検査件数は最大で1日200件に

福岡県は3月4日、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の対策強化の一環で、保健福祉事務所に医療機関向けの相談窓口を開設した。また5日には、県保健環境研究所に設置している新型コロナの検査機、「リアルタイムPCR」を1台増設して5台体制とし、検査体制を強化した。  県は新型コロナの相談窓口として、9カ所の保健福祉事務所に「帰国者・接触者相談センター」を設置し、県民と医療機関からの電話相談を受け付けていたが、相談件数の増加を受けて、医療機関専用の窓口を本庁及び保健福祉事務所の10カ所に増設。医療機関の専門担当が対応できる体制を整えた。また、新型コロナの感染を判断するPCR検査機はこれまで4台体制で、1日160件の検査件数となっていたが、5台体制となり1日200件程度の検査が可能となった。3月10日時点で、計455件の検査を実施している。  県は20日に新型コロナの対策本部を設置し、県主催イベントの中止・延期や県営施設の休館などの対応を取ったほか、28日には政府の要請を受けて、県立学校の臨時休業を決定。市町村教委委員会や私立学校設置者に対しても、臨時休業を要請している。

2020年3月17日発行