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医療機関向けに移動情報可視化システム  アドバンテックテクノロジーズ


約150万円から

産業用PC、IoT製品の開発などを手掛けるアドバンテックテクノロジーズ㈱(直方市上境飛熊、石田隆裕社長)は8月1日、医療機関向けに人や医療機器の移動を可視化するシステムの販売を開始した。
名称は「Real Time Location System」。AI・IoT技術を活用し、院内の人やモノの移動情報をリアルタイムに可視化するシステム。タグ(無線通信機器)を呼吸器や血圧計などの医療機器や、患者・スタッフに装着し、各所に設置したロケーター(端末)がそれぞれの移動データを受信。サーバーPCにデータを収集し、ナースステーションのデジタルサイネージ(電子看板)やスマホ、タブレットなどに表示する。医療機器の稼働の効率化や、患者の状態管理、スタッフの稼働状況管理につなげ、病院運営の効率化に寄与する。価格は広さ500㎡に対応したスタートアップキットが約150万円から。同社は「スタートアップキットには、サーバーPCやアプリケーション、ロケーター10個、タグ10個が含まれているほか、マップ画面の制作や、現地設営コンサル、配線・設置工事、製品のトレーニングも含まれている。工場などでの活用も見込んでいる」としている。
同社は1966年5月設立。資本金3億円。売上高99億8千万円(19年12月期)。従業員200人。

2020年8月11日発行