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医療機器ベンチャー㈱INOPASEに出資 FVP


週刊経済2024年10月30日発行号

資金で海外に拠点開設

㈱ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FVP、福岡市中央区天神2丁目、吉田泰彦社長)は運営するファンドを通じて、医療機器ベンチャー㈱INOPASE(東京都中央区、杉本宗優代表)に出資した。
FVPのほか計4社による第三者割当増資。今回調達した資金はオーストラリアに初めての海外拠点となる「INOPASE Pty Ltd」の開設などに使用する。
同社は2021年1月設立。東京大学ジャパンバイオデザイン発の医療機器ベンチャー企業として、植込み型ニューロモデュレーションデバイスの開発に取り組んでいる。また、難治性過活動膀胱を治療する仙骨神経刺激装置および難治てんかんを治療する脳神経刺激装置の開発も並行して進めている。FVPでは「同社の世界への挑戦にご一緒できることを、大変嬉しく思っている。IN同社のニューロモデュレーションデバイスが、世界中で難治性患者の皆様のQOL向上を実現することを期待し、全力で支援していきたい」と話している。