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医療施設用電動ベッドを発売 プラッツ
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週刊経済2021年6月8日発行
名称は「アスピーノ」
介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、城雅宏社長)は6月7日、医療施設用電動ベッドを発売した。
名称は「アスピーノ」。同社の他商品でも評価を得ている独自の背上げ「ハイバックサポート機能」を搭載しており、ベッド上での姿勢調整、特に食事介助や口腔ケアのための姿勢調整を効果的にサポートできるのが特徴。また、背上げ時のズレを抑える「フィッティング機能」、省スペースで設置できる「垂直昇降機能」に加え、新たに体位の管理がしやすい、音声読み上げ機能付きの「液晶手元スイッチ」を搭載した。価格はベーシックベッドが61万円~(税別)、ポジショニングベッドが66万円~(同)。同社では「『誤嚥(ASPIration)をさせない(NO)看護をサポートする』という思いから『アスピーノ(ASPINO)』と命名した」と話している。
床ずれ防止マットレスを発売
また同社は、7月中旬に床ずれ防止マットレスを発売する。
名称は「ゼロソア」。中材に高弾性ウレタンを使用し、優れた体圧分散性と適度な反発力でマットレス上での動きやすさを両立しているのが特徴。利用者のADL(日常生活動作)を生かし、自立促進をサポートする。サイズは90㎝×83㎝で、厚さは12㎝。通気タイプと清拭タイプの2種類。伸縮性の高いウレタン(伸び率320%)をベッドの屈曲位置と最下層に使うことでリクライニングへの追従性を確保するほか、ベッドの機能を生かして身体にかかるズレや圧迫感を軽減する。同社では「何かにつかまれば自力での寝返りができる人、ベッド上で体位変換の補助を受けられる人に適したマットレスになっている」と話している。
同社は1992年7月設立。資本金5億8205万円。2020年6月期売上高は60億9800万円。従業員108人(連結)。15年3月に東証マザーズと福証Qボードに上場。