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医療施設に交通情報発信するデジタルサイネージ YEデジタル
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週刊経済2022年11月8日発行
10月17日から実証開始
BtoB向けITソリューション企画・開発・提供の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)は10月17日、医療施設に西鉄バス北九州の交通情報を表示するモビリティサイネージの実証実験を開始した。
同社は、交通情報や広告などを配信するデジタルサイネージ配信プラットフォーム「MMvision」を開発しており、オフィスビルや公共施設内などに導入されている。今回の実証実験では、北九州市立医療センター(同市小倉北区馬借2丁目)と北九州市立八幡病院(同市八幡東区尾倉2丁目)の2カ所の病院の待合スペースにサイネージを設置。最寄りの西鉄バス北九州の時刻表や運行情報のほか、病院の情報も表示する。期間は10月17日から約半年間。今回の実証実験では交通情報と医療施設をつなぐことで、高齢者の病院利用の利便性向上、移動サポート、バス待ち環境の向上などに寄与するかを検証する。
同社は「待合スペースにサイネージを設置することで、病院内に居ながら運行情報がリアルタイムで分かる。来院者のバス待ち環境向上と公共交通機関の利用促進に繋げていきたい」と話している。
同社は1978年2月設立。資本金7億500万円。従業員数は598人。