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医療支援ロボットのF.MEDに出資 FFGVP


週刊経済2022年4月26日発行

九大初ベンチャー

㈱ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FFGVP、福岡市中央区天神1丁目、福田知社長)は運営するファンドを通じてマイクロサージャリー支援ロボットを開発するF.MED㈱(福岡市中央区大名2丁目、下村景太社長)に出資した。
同社は21年3月に創業した九州大学発ベンチャー。国内外の医療ロボット市場は依然として黎明(れいめい)期にあり、今後ロボット手術への需要は拡大していくとFFGVPでは考えており、同社の今後の成長を見据えて出資する。同社では九州大学先端医療オープンイノベーションセンターのプロジェクトを引き継ぎ、直径1㎜程度の血管などを縫ってつなぎ合わせるマイクロサージャリー用の支援ロボットを開発。同ロボットは乳がんや頭頚(けい)部がん手術後の再建手術やリンパ浮腫軽快化手術などに適用可能。非常に微細かつ高度な操作が要求される当該手術において、医師の動作を縮小化かつ手の震えを除去して正確に再現する支援ロボットを提供することで、患者や医療機関・医師への貢献を目指している。