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医療介護向け患者・被介護者のリモート監視システム TechALBA


スマートウォッチでデータ収集

システム開発・販売業の㈱TechALBA(福岡市城南区長尾4丁目、小長谷雄祐社長)は10月、医療介護業界向けに患者・被介護者のリモート監視システムを開発した。
医療機関や家族などの医療介護従事者による医療的措置の迅速化を図るもので、商品名は「LiSACare」。リモート監視機能を搭載する専用のスマートウォッチが患者・被介護者の情報を収集し、パソコンやスマートフォンなど他デバイスで遠隔監視する。心拍数などの健康状態を表す数値を管理するほか、異常数値を検知した時に通知するアラーム機能、GPSによる位置情報発信機能、リモートトーク機能、関係者間でやり取りするチャットシステム、患者の情報を管理するクラウドデータベース機能などがある。また今後は運送業のドライバー管理など企業向けにも開発していく。
同社では「認知症で居場所がわからなくなり、被介護者が死亡するケースが多発している。安全と健康を保証するツールとして利用してほしい」と話している。

2020年11月24日発行