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北米でドレッシング事業を本格化 ピエトロ
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週刊経済2021年6月22日発行
米国フロリダ州に子会社設立
東証1部上場で食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)は7月、米国フロリダ州マウント・ドラに全額出資のドレッシング製造・販売子会社を設立し、北米でのドレッシング事業を本格化する。
これまで米国でのドレッシングの製造・販売は2010年にハワイ州に設立し現地レストランの経営を手掛ける子会社のANGELO PIETRO社が担ってきた。今回、米国でのさらなる事業の成長・拡大を目指すため、米国本土に子会社「PIETRO NORTH AMERICA社」を新設し、ANGELO PIETRO社のドレッシング事業を移管。米国のドレッシング市場は日本国内の約4倍にあたる3千億円超と言われており、新会社は販売地域の拡大や新規顧客の開拓を図り、米国での売り上げ拡大を目指す。
新会社はピエトロの100%出資で資本金は200万USドルを予定。CEO(最高経営責任者)に岡部豊・北米事業準備室部長、プレジデントにジョン・ベイカー氏が就任。ピエトロの高橋社長がチェアマン、森山勇二取締役経理・IR部長がCFO(最高財務責任者)を兼務する予定。
ピエトロでは昨年北米事業専任の責任者を置き、今年3月には北米事業準備室を設け、マーケティングを重ねてきた。約800社のメーカーが競い合う米国市場においても、たまねぎと醤油がベースの和風ドレッシングに興味を持つ健康志向の顧客層の存在を把握。 同社商品が支持される余地は十分にあると判断し、販売拡大のための中期計画を実行に移す。配荷先としてはまずウェグマンズ(ニューヨーク州)、パブリクス(フロリダ州)など商品やサービスにこだわりを持ち、顧客・従業員満足度の高いスーパーマーケットを中心に販売拡大・新規顧客の獲得を図る方針。