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北九州空港で貨物専用機が就航 ヤマトホールディングス


週刊経済2024年4月24日発行号

那覇など4路線で9便

運送大手のヤマトホールディングス(=ヤマトHD、東京都中央区銀座、長尾裕社長)は4月11日、貨物専用機(フレイター)の商業運航を開始した
トラック運転手の残業規制が強化された「2024年問題」を受け、トラックに代わる長距離輸送手段を開拓する狙い。運航業務はJALグループの日本航空㈱(東京都品川区東品川、鳥取三津子社長)と、スプリング・ジャパン㈱(千葉県成田市公津の杜、米澤章社長)が担う。今回導入した貨物機は3機。積載量は約28トンで、10トントラック5・8台分に相当する。4路線1日9便から段階的に路線を増やし、最終的には21便を運航する予定。
就航当日、九州では唯一の拠点空港となる北九州空港で、記念セレモニーが開かれた。ヤマトHDの栗栖利蔵副社長は「2月に始動した新中期経営計画の核となる本事業。必ず成功させたい」とあいさつ。武内和久北九州市長は「北九州空港の有意義な活用に感謝。市内の集荷促進など、二人三脚で進めたい」と話した。