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北九州発着の貨物定期便を増便 大韓航空


週刊経済2021年11月16日発行

半導体関連など増加で週4便に

大韓航空は11月5日、北九州空港と韓国・仁川国際空港間の貨物定期便を週3便から4便に増便した。
北九州―仁川間の国際貨物定期便は2019年11月に就航、昨年5月に仁川空港との往復便にルートを変更し、同年12月に週3便に増便していた。市によると昨年度の北九州空港の国際貨物取扱量は前年度比約2・5倍の1万3700トンで、全国6位。九州・山口・広島エリアの半導体関連製品や自動車関連部品などの貨物需要が高まっていることを受けて、さらに増便した。従来の毎週水曜日、木曜日、土曜日に加え、金曜日の運航を開始したことで、連続運航を実現した。往路は仁川空港を午後1時50分に出発し、同3時20分に北九州空港に着く。復路は午後6時10分北九州発、午後7時35分仁川着。
同日に開いた式典で、大韓航空の李碩雨(イ・ソグ)日本地域本部長は「北九州は、さらなる発展の可能性を持つ地域。当社も力になるべく、まずは週4便の安定運航に努め、貨物需要に応じてさらなる増便も検討したい」、北橋健治北九州市長は「九州・西中国エリアの貨物需要を北九州空港で取り込み、荷主企業の輸送効率を高めることで、地元経済の発展や国際競争力の強化につながると確信している。より運航・操業しやすい環境をつくるために、新たな上屋建設やトラック待機場整備など、空港の機能強化にも県と市、苅田町で一体となって取り組んでいく」とあいさつした。