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北九州港130周年式典に180人が参加 九州地方整備局
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国交省から「みなとオアシス」交付
九州地方整備局(福岡市博多区博多駅東2丁目、村山一弥局長)は11月16日、北九州市門司区の旧大連航路上屋で北九州港130周年記念式典を開いた。
当日は港湾関係者や地元選出の国会議員ら180人が出席。冒頭、記念式典に合わせ、北九州港が11月15日付で、国土交通省港湾局から港を核としたまちづくり拠点を指す「みなとオアシス」に登録(全国134カ所目、福岡県内2カ所目)されたことを受け、登録証交付式が執り行われた。高田昌行国土交通省港湾局長から登録証を受け取った北橋市長は、「今後のにぎわい創出に向け発展の力になる。来年の東アジア文化都市事業に向けても励みになる」と喜びの声を語った。
その後の記念式典で小川洋県知事は、海上出入貨物の取り扱い品目で鉄鋼関係など自動車部品の取り扱いが多いことに触れ「県の自動車産業においてなくてはならない重要拠点」と意義を強調した。
21年春には新門司—横須賀間が開設
北九州港では将来的に新たな航路も増設される。当日の式典で木本仁北九州市港湾局長は、来年春には阪九フェリー㈱(北九州市門司区、小笠原朗社長)が新門司—神戸航路に1万6300総トン型新造船を2隻投入することや、新門司—大阪航路にリプレース船の追加投入計画を紹介。さらに、同社や新日本海フェリー㈱(大阪市、入谷泰生社長)を中心とするSHKライングループが、2021年春に新門司—横須賀間を結ぶ航路を開設することも発表した。同グループは1万6000トン級フェリー2隻を投入する予定で、1日1便のデイリー運航で両港を20時間30分で結ぶなど、九州—関東間の最速航路となる見込み。両エリアの新たな物流モデルが構築される期待感が高まりそうだ。
2019年11月25日発行