NEWS

  • 地域

北九州市響灘臨海工業団地に新工場  兵庫県のタテホ化学工業    投資額は約35億円


 産業ガスなどのエア・ウォーターグループのマグネシア事業を担うタテホ化学工業株式会社(兵庫県赤穂市、湊哲則社長)は、北九州市若松区の響灘臨海工業団地内に新工場を建設、試運転を経て今年10月本格稼働する。
 これまで電磁鋼板用マグネシアの生産拠点は兵庫県赤穂市1拠点だったが、電磁鋼板用マグネシアの需要増加への対応とBCP(緊急時事業継続計画)の観点から拠点を拡充。生産の分散を図るとともにマグネシア製品の長期的な安定供給体制を強化する。名称は「響灘工場」。敷地面積は3万平方m。建物は1部2階建てで、延べ床面積は8300平方m。従業員は約20人。投資額は約35億円。生産能力は赤穂工場の約8割となる。同社では「響灘工場は海水を原料に新たな製品や技術を生み出すエア・ウォーターグループの海水産業創出の拠点として生かしていく」と話している。
 同社は1966年8月設立。資本金は4億5000万円。従業員数約380人(連結)。