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北九州市若松区の自社工場で国際規格を取得 東京のアミタ


工場の組織化を強化

リサイクル事業などを展開するアミタ㈱(東京都千代田区、佐藤博之社長)は6月13日、北九州市若松区響町の自社リサイクル工場において、環境マネジメントシステムに関する国際標準規格「ISO14001(※)2015年版」を取得した。

認定を取得していた「ISO14001 2004年版」から2015年版へ移行したもの。また、同社では今年度から現場に精通した若手幹部の育成に力を入れており、マネジメントシステムがより強化された規格を取得することで、本部と同様に工場のマネジメント強化や人材育成に生かす。北九州の自社工場と同様に全国4カ所に設けた自社工場でも順次「ISO14001 2015年版」の認証を取得していく方針。

同社では「移行審査では社長と製造所員の会議や個別面談を定期的に実施していたことから、リーダーシップの項目で高く評価してもらった。国際規格が求めるトップマネジメントの仕組みを当社でも導入することで、より的確な経営判断に活用していきたい」と話している。

同社は1977年4月設立。資本金は4億7323万円で従業員は150人。アミタホールディングス㈱(京都市中京区、熊野英介会長兼社長)の事業会社。

※1992年の地球サミットをきっかけに、国際標準化機構(ISO)が定めた規格。企業や団体などの組織が事業活動を実施する際、環境への影響を考慮してどうマネジメントしていくかを示している。

2017年7月11日発行