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北九州市発行のESG債「サステナビリティボンド」に投資 西日本シティ銀行
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週刊経済2021年11月2日発行
地方自治体初のESG債
㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、村上英之頭取)は、北九州市が10月28日に発行した「第1回北九州市サステナビリティボンド10年公募公債(北九州市SDGs未来債)」に投資した。
サステナビリティボンドとはESG債の一種で、資金使途が環境・社会・ガバナンスの持続可能性に資する事業に限定された債券。今回、北九州市は「北九州市SDGs未来都市計画」で掲げる、SDGs戦略(ビジョン)達成に向けた取り組みを推進するための資金調達の一環として、ESG投資に関心が高い新たな投資家層の開拓や同市のSDGsに関する先進的な取り組みに対する理解促進などを目的に、「地方自治体初のサステナビリティボンド」として発行。調達した資金は、同市のSDGsへの取り組みである洋上風力発電関連事業、豪雨災害から市民を守るための防災対策事業、災害廃棄物処理への対応、自然環境の保全、公共施設の更新・改修、子育て・教育環境の整備などの事業に充当する。同行では、ESG/SDGsへの取り組みとして、今後もESG/SDGs債への投資を継続的に実施し、環境や社会の課題解決に向け、資金面でサポートすることにより、持続可能な社会の実現に貢献していく方針。
第1回北九州市サステナビリティボンド10年公募公債は年限が10年(満期一括償還)、発行額は100億円。表面利率は0・145%。ICMA(国際資本市場協会)が定義する「ソーシャルボンド原則2021」、「サステナビリティボンドガイドライン2021」、「グリーンボンド原則 2021」に加え、「環境省グリーンボンドガイドライン2020年版」に適合する旨、㈱格付投資情報センター(R&I)からセカンドオピニオンを取得している。