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北九州市戸畑区福柳木1丁目に7階建ての新病院  医療法人医和基会    投資額は約50億円


 医療法人医和基会(北九州市戸畑区初音町、後藤俊秀理事長)は7月19日、同区福柳木1丁目に7階建ての新病院を開院した。投資額は約50億円。
 これまで同区初音町で運営していた「牧山中央病院」を新築移転したもの。場所は「戸畑保育所わかば園」北東側で、施設名は「戸畑総合病院」。敷地面積6794平方m、RC造7階建てで、延べ床面積は1万3415平方m。病床数は193床(うち有料個室25床)で、旧病院より19床増設した。内訳は一般病棟85、療養病棟56、地域包括ケア52。診療科は内科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、糖尿病内科、神経内科、リウマチ科、外科、消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、小児科、産婦人科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、リハビリテーション科、歯科、歯科口腔外科。
 職員数は本村良次院長以下249人(医師22、看護師110、看護補助者31、放射線技師5、検査技師8、歯科衛生士4、薬剤師7、理学療法士11、作業療法士3、言語聴覚士1、管理栄養士3、ソーシャルワーカー4、その他40)。駐車場は50台。なお、2階には計測器メーカー大手の株式会社タニタ(東京都)が手掛ける「タニタ食堂」を新設。同社とパートナー加盟契約を結び、「北九州タニタ食堂」として運営していく。店舗面積は約230平方mでテーブル50席、テラス12席。営業時間は午前11時~午後4時。
 また、6階建ての旧病院は1階部分で「牧山クリニック」として診察を継続しており、内科、小児科、歯科、漢方内科を置いている。スタッフは12人。その他の階も順次改装工事を進め、来年4月に療養病棟を備えた施設としてリニューアル予定という。後藤理事長は「院内ではICT環境を整備し、診察情報の電子化やネットワーク網の統合を進めている。戸畑区の基幹病院としてこれまで以上に地域に根付いた医療を提供していく」と話している。
 医和基会は1952年5月に後藤医院として創立後、90年6月に法人化。グループの社会福祉法人いわき福祉会では認可保育所、特別養護老人ホーム、障害福祉サービス事業所なども展開している。後藤理事長は北九州市戸畑区出身。54年3月22日生まれの62歳。久留米大学附設高校-久留米大学医学部-久留米大学大学院医学研究科修了。