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北九州市建設局に現場向けビデオ通話アプリを提供 クアンド


週刊経済2022年7月20日発行

移動時間削減や迅速な判断に

アプリ、Web開発などの㈱クアンド(北九州市八幡東区枝光2丁目、下岡純一郎社長)は同市建設局に自社サービスの現場向けビデオ通話アプリを提供。6月から段階的に利用が始まっている。
北九州市建設局は、道路や公園、河川などの土木工事を主に担当しており、ICTを活用した仕事の改革に向け昨年度から各課へのタブレット端末・ポケットWi-Fiの配布が進んでおり、その一環で今回の導入となった。同社が展開する現場向けビデオ通話アプリ「SynQ Remote(シンクリモート)」は、パソコンやタブレット、スマートフォンにインストールするだけで現場や工場内の様子を確認したり指示を出すことが可能で、現場に向かう職員の数を最低限にし、移動時間の削減や迅速な判断につなげる。自治体への導入は宮崎県都城市に次ぐ2例目。北九州市建設局では6月1日から局全体で30アカウントが各課に割り当てられている。
同社は2017年4月設立。アプリケーション・Web開発、DXに関するコンサルティングを手掛ける。北九州では令和2年度に「北九州発!新商品創出事業」の感染防止対策枠や、北九州エコプレミアム「いち推しエコプレミアム」に認定され、建設局・建築都市局などでの実証実験を行っていた。