北九州市小倉北区に九州事業所を開設　東京のＭｕｊｉｎ

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週刊経済2024年4月24日発行号

自動車、半導体業界などを開拓

知能ロボットコントローラーの開発・販売などの㈱Ｍｕｊｉｎ（東京都江東区、滝野一征取締役ＣＥＯ）は４月１日、北九州市小倉北区砂津３丁目に九州事業所を開設した。
同社は製造・物流現場にリアルタイム動作生成が可能な「知能ロボット」を投入し、自動化・最適化を提案している。九州エリアからも人手不足の解決に向けてサービス導入を検討する問い合わせが増加したことや、既存顧客とのプロジェクトが多数進行していることを受け、事業所を開設した。
場所は大島ビル北側のウィングス砂津７０７号室。事業所の面積、従業員数は非公開。
ターゲット市場は九州全域で、主に自動車業界、物流業界、半導体業界。中でも、本州でも実績のある自動車業界の顧客に対して、より近い距離での提案、サポートを拡充する。そのほか福岡周辺を中心に九州での実績も多数ある物流業界には知能ロボット、ＡＧＶ（無人搬送機）、その他設備を連動させた自動化ソリューションの提案、サポートを九州全域へ展開する。
九州事業所を管轄する荒瀬勇取締役ＣＥＯは「半導体業界では、台湾企業の進出により投資意欲が高い一方で、人件費は高騰している。このような自動化まったなしの状況に、当社のこれまでの実績と技術力を掛け合わせて、新しい自働化ソリューションを創造し提案していきたい」と話している。