NEWS
北九州市初のインテリジェントビルに新オフィス 三菱総研DCS
Tag:
週刊経済2024年10月30日発行号
「新しい働き方」対応へ
システム開発大手の三菱総研DCS㈱(東京都品川区、亀田浩樹社長)は10月9日、6月に完成した最新鋭のオフィスビル「BIZIA KOKURA」7階に、九州支社の新オフィスを開設。同日開所式を開いた。
同社は地域採用の強化、地元企業等との連携強化を目的に、4月に九州支社を開設した当初から同ビルへの入居を発表していた。同ビルは北九州市で約20年ぶりの新築オフィスビルで、初の「インテリジェントビル」に位置付けられる。約85坪の新オフィスは「新しい働き方の実現」をテーマに試験的なレイアウトが採用されており、フリーアドレスを初めて本格導入したほか、集中ブースや多様なコミュニケーションスペース、セミナーエリアなどをコンパクトに配置。「魅せるオフィス・集まるオフィス」をコンセプトに、多くの学生や企業等の視察を受け入れる方針を示している。当初は5人でスタートし、現地採用を進めて数年で50人体制を目指す。
開所式には武内和久北九州市長が訪れ、「本市初の高機能なインテリジェントビルで、新たなビジネス、新たな人材が生まれてくることを期待したい」と期待を込めた。また、近年IT企業の進出、拡張が好調なことについては、「年間約3千人規模の理工系人材の魅力を筆頭に、都心部にコンパクトに機能がまとまった利便性が評価されている」と見方を語った。亀田社長は「まずは採用を第一に、積極的に地域の優秀な人材を確保していく。また、ここで先駆けて実践した『新しい働き方』を、計画中の新本社でも取り入れていきたい」とコメント。開所式には北九州市立大学の柳井雅人学長など約60人が集まり、新オフィスの門出を祝った。