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北九州市八幡東区のデータセンターを増設  東京のIDCフロンティア    12月中旬完成


 ヤフージャパングループでデータセンターの運営を手掛ける東京都の株式会社IDCフロンティア(東京都新宿区四谷、石田誠司社長)は12月中旬、北九州市八幡東区の「北九州データセンター」6号棟を増設する。
 同社は2008年9月に同センター1号棟を建設した後、需要に応じて09年3月に2号棟、11年9月に3号棟、12年4月に4号棟、13年4月に5号棟を建設。災害時に備えた首都圏からのデータ移行などを背景に5号棟も満床になる見通しが立ったため、今年2月に今回の6号棟に着工したもの。6号棟の敷地面積は約2900平方m。3階建てで、延べ床面積は5200平方m。幅約48cm、高さ約4・4cm、奥行約80cmのサーバーが最大50台収容できるラックを、これまでで最も多い610ラック設置する。全体の敷地面積は約4万平方m。1号棟から西側に増設を進めており、将来的には最大11棟までが可能という。同社は「北九州データセンターは西日本最大拠点。近年では首都圏だけでなく九州の地場企業との契約も多い。大手企業が集積する福岡においてもさらに利用者を増やしていきたい」と話している。
 同社は1986年11月設立。2005年2月にソフトバンクグループに参加して以来、グループのデータセンター専業を担う。09年2月には全株式をヤフーに売却し、同社のグループ会社となる。株主資本は72億500万円。