NEWS

  • 地域

北九州市の土地を13億円以上でネット競売  アセットリンク    県内不動産会社が落札


 不動産コンサルティング、ネット競売の株式会社アセットリンク(福岡市中央区大名2丁目、中嶋裕二社長)は、10月10日、北九州市小倉南区の土地約1万6,000平方mを、最低入札価格13億円でネット競売にかけた。
 同社は、昨年12月、九州のインターネット不動産オークションシステム「リアル・バリュー」を開設。これまでの成約は1億から2億円の福岡市内の商業ビル5件程度だったが、今回の競売の最低入札価格は13億円で過去最大の案件となった。競売にかけたのは、エフコープ生活協同組合(篠栗町)が持つ土地1万5,564平方mで、場所は北九州市小倉南区志井6丁目、都市モノレール小倉線「企救丘」駅前。入札方法は、事前に買主側の利用用途などを審査し、専用IDを取得後、1回だけ入札に参加する入札価格非開示方式の「クローズド・ビッド」。10日13時から15時までの2時間でオークションを実施し、福岡県内外の不動産会社が入札に参加したという。売却先は県内の不動産会社で、落札価格は最低入札価格13億円を上回ったが詳細は非公表。大型マンションなどの用途を見込んでいる。
 中嶋社長は「来年3月までには、県内中心に5件のネット競売を目標にしている」と話している。
 同社は2006年10月設立、資本金1,200万円、従業員7人。官公庁や大手企業などの依頼を受け年間約200件の不動産を鑑定している株式会社プライム評価研究所(福岡市中央区大名2丁目、中嶋裕二社長)が設立した。
 中嶋社長は北九州市八幡西区出身、1958年5月25日生まれの49歳、同志社大学工学部卒、趣味はゴルフ。