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北九州市のメガソーラー全面運用開始  西部ガスグループのエネ・シードひびき    投資額約60億円


 西部ガスグループのエネ・シードひびき株式会社(福岡市博多区千代1丁目、西田和則社長)が北九州市若松区に建設を進めてきたメガソーラー(出力千kW以上の大規模太陽光発電)が、10月14日から全面運用を始めた。グループでは6カ所目の太陽光発電施設。
 名称は「エネ・シードひびき太陽光発電所」。場所は同区向洋町、「ひびきLNG基地」の南側の旭硝子株式会社所有地、敷地面積は25万6000平方m。太陽光パネル約8万1000枚を設置。総発電規模20・5MWのうち5・2MW分は3月から運用を始めていた。年間発電量は2100万kWhで、これは一般家庭約5800戸の年間電力使用量に相当する。総投資額は約60億円。今回の運用開始で、西部ガスグループの太陽光発電規模は合計29・1MWとなる。同グループでは「エネルギーセキュリティ向上(分散化・多様化)と環境負荷低減に貢献していく」と話している。
 エネ・シードひびきは、西部ガスの100%子会社であるエネ・シード株式会社(福岡市博多区千代1丁目、中澤雅彦社長)と旭硝子が共同出資(エネ・シード51%・旭硝子49%)して2012年12月に設立。