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北九州市のスーパー協和3店舗を取得  西鉄グループのスピナ    同地区16店舗に


 西日本鉄道株式会社の子会社で北九州都市圏を地盤にスーパーマーケット事業などを展開する株式会社スピナ(北九州市八幡東区平野2丁目、竹澤靖之社長)は、3月末を期日に三菱化学株式会社の子会社、株式会社協和ビジネス(同市八幡西区西曲里町、辻道明社長)が北九州地区で展開するスーパーマーケット3店舗を譲り受ける。
 両社が協議を進めた結果、最終的に合意し、このほど譲渡契約を締結した。西鉄グループのスーパーマーケット事業は、株式会社西鉄ストアが福岡都市圏を中心に39店舗、株式会社スピナが北九州市内に13店舗を展開し、今回協和ビジネスの運営するスーパーマーケット「スーパー協和」3店舗を譲り受けることで、北九州地区での店舗網を充実させる。
 譲受するのは大畑店(八幡西区幸神2丁目、1977年開設、店舗面積約523平方メートル)と青山店(同区青山3丁目、96年開設、同606平方メートル)、鷹見台店(同区鷹見台1丁目、2000年開設、同835平方メートル。スピナ店舗としての開店時期などは今後詰める。
 スピナは1952(昭和27)年9月設立。資本金4億8,000万円。もともと新日鉄の子会社だったが、昨年3月西鉄が株式90%を新日鉄から取得し子会社化。スーパーマーケットのほか、貸ビル・ビル総合管理業、旅客自動車運送事業、緑化事業など多角的に経営。従業員は541人。06年3月期売上高は243億6,500万円。
 協和ビジネスは1975年12月設立。資本金は6,240万円で、三菱化学が73.2%、三菱化学物流株式会社が15.8%、三菱化学エンジ株式会社が7.9%、ダイヤリックス株式会社が3.1%を出資。建設・保全資材の販売を主力に、スーパーマーケット、外食、防疫、警備、介護福祉事業など北九州地区で多角的に展開。06年3月期売上高は約278億円。