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北九州市に電子システム開発拠点 愛知県のアイシン精機 100人規模を予定
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自動車部品製造のアイシン精機株式会社(愛知県刈谷市、藤森文雄社長)はこのほど、北九州市若松区の北九州学術研究都市技術開発交流センター内に、12月をめどに開発拠点を設置すると発表した。同社が九州に開発拠点を設置するのは初めて。
開発拠点の名称は「アイシン精機電子システム開発部 九州開発センター」で、画像認識や空間認識、車両制御など、安全面に関わる分野の開発を行う。近年、自動車の電動化やシステム制御の高度化が進み、システム開発に要求される電子技術の領域が拡大していることから、電子システムの開発体制を強化するために、北九州市への開発拠点設置が決定した。10月には東京に半導体設計やデバイス開発を行う拠点も設置する。
従業員数は15年度末までに30人、20年度末までに100人を目指している。
同社では「これまで当社では、日本国内における自動車部品の設計開発は本社の愛知県を中心に行っていたが、新たに拠点を開設して人員増を図りながら電子システムの開発体制を強化していきたい」としている。
同社は1965年8月設立、資本金450億円、従業員数はグループ全体で約9000人。