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北九州市に産業廃棄物リサイクルの新工場 サンワマテリアルソリューションズ
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週刊経済2024年5月15日発行号
投資額約60億円
6月に設立される新会社で、化学材料のリサイクルを手掛けるサンワマテリアルソリューションズ㈱(北九州市戸畑区牧山、山本浩貴社長)は4月26日、北九州市の同社所在地に、産業廃棄物リサイクルの新工場を建設する計画を発表。同日、市と立地協定を締結した。
同社はエア・ウォーター・マテリアル㈱と三和油化学工業㈱による合弁会社で、海外からの輸入依存度が高い化学材料を国内で資源循環していく目的で設立する。九州で生産増強が進む半導体関連企業の産業廃棄物をターゲットに、本社を北九州市に置いた。場所は現在、AGG㈱の北九州事業者内の敷地で、規模等はまだ未公開だが、投資総額は60億円の予定。2025年初頭に着工し、2026年春の完成、同年中の稼働開始を目指す。また従業は当初20人からスタートし、段階的に増員していくという。
同工場は、産業廃棄物から貴重な資源を分離・精製する「マテリアルリサイクル」と、エネルギーとして再利用する「燃料化リサイクル」の2段構えの役割を担うとしている。