北九州市と中小企業の事業承継推進で協定　下関市の山口キャピタル

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週刊経済2023年9月20日発行号

事業承継を支援

㈱山口フィナンシャルグループ子会社で、ベンチャー企業投資や事業再生などを手掛ける山口キャピタル㈱（下関市竹崎町４丁目、伊藤忠志社長）は９月４日、北九州市（武内和久市長）と中小企業の事業承継推進に関する協定を結んだ。
後継者候補人材（以下サーチャー）が出資者の支援を受けながら後継者不在企業を事業承継するサーチファンドの手法を活用し、後継者に悩む北九州市内中小企業とサーチャーのマッチングを推進し、事業承継問題の解決や承継先企業の成長、発展に繋げる。政令指定都市とサーチファンド事業者の連携協定は全国初。連携内容は、両者共催による事業承継セミナーの実施、経営者を目指す後継者候補人材の発掘、同市と山口キャピタルが保有する後継者不在企業の情報共有、山口キャピタルが支援するサーチャーへの候補企業紹介などを山口ＦＧのグループ行の北九州銀行（嘉藤晃玉頭取）と連携し、実施する。同社では「中長期的な企業への成長支援を行うことで、新たな雇用の創出や地域経済の活性化に貢献したい」と話している。