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北九州市でDXを活用し宅配弁当サービスの実証実験 東京のOffisis


週刊経済2021年8月24日発行

全国初、市役所など市内施設を対象に

ソーシャルデリバリープラットホーム「JOY(ジョイ)弁」を運営する㈱Offisis(=オフィシス=東京都豊島区目白3丁目、田野宏一社長)は7月1日から、北九州市で同社が開発した「JOY弁」アプリを活用し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による宅配弁当サービスの実証実験を実施している。9月30日まで。
同社は北九州市がIT関連企業として同市小倉北区のコワーキングスペースに初の地方拠点を誘致した企業。新型コロナウイルスの感染拡大で飲食業界を中止に非接触・非対面によるやり取りが求められる中、注文から配送、受取、支払いまでをアプリ上で一括管理できる「JOY弁」のプラットホームを活用し、「宅配弁当DXプロジェクト」として実施しているもの。北九州市役所本庁舎や九州医療スポーツ専門学校などを実証場所とし、市内の弁当事業者2社(㈱海老善屋、㈱葉隠)が事業に参加している。
同市産業経済局企業立地支援課では「今後の実証事業の結果を踏まえ、新型コロナの感染拡大の影響を受ける市内飲食店への支援や新規雇用の創出による地域活性化を目指していきたい」と話している。