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北九州地区中小企業DIは4期連続低下  日本政策金融公庫北九州支店


求人難、売上減少が影響

㈱日本政策金融公庫北九州支店(北九州市小倉北区鍛治町1丁目、福永誠支店長)が発表した2019年4月から6月までの北九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、前期(19年1月~3月)比13・9ポイント減の▲13・9と4期連続で低下した。売上DIも同7・4ポイント減の▲3となり、16年7~9月期以来のマイナスとなった。
対象エリアは北九州市および直方市、田川市、行橋市、豊前市、中間市、遠賀郡、田川郡、京都郡、築上郡、鞍手郡鞍手町。従業員数が原則20人以上の中小企業調査結果(66社回答)によると、窯業・土石や生産用機械、金属製品を中心とする製造業の業況判断DIは前年同期比29・8ポイント減の▲35となり、2期連続のマイナス景況となった。小売業や建設業、卸売業、不動産業などの非製造業は同8・4ポイント減の▲4・4で17年1~3月期以来のマイナス。売上DIでは製造業が同15ポイント減の▲35、非製造業は同12・2ポイント減の10・9となっている。
また、経営上の問題で見ると、「求人難」が41・8%(前期は51・3%)と最も多く、次いで「売上・受注の停滞、減少」が36・4%と前期(17・9%)から倍増した。「原材料高」は12・9%(同20%)の順となっている。次期(19年7月~9月)の業況判断DIは緩やかな改善の影響でマイナス幅が縮小し、▲3・1と予想している。

2019年8月6日発行