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北九州地区中小企業DIは4期ぶり好転 日本公庫北九州支店


次期は先行き不透明

㈱日本政策金融公庫北九州支店(北九州市小倉北区鍛治町1丁目、福地秀寿支店長)が発表した2018年4月から6月までの北九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、前期(2018年1月~3月)比19・3ポイント増の26・8となり、4期ぶりに景況感が好転した。売上DIは同3・6ポイント増の29・3と2期連続で上昇している。
対象エリアは北九州市および直方市、田川市、行橋市、豊前市、中間市、遠賀郡、田川郡、京都郡、築上郡、鞍手郡鞍手町。従業員数が原則20人以上の中小企業調査結果(58社回答)によると、窯業・土石や生産用機械、はん用機械、飲食料品、金属製品を中心とする製造業の業況判断DIは、前年同期比1ポイント減の19となり4期連続で悪化。サービス業や卸売業、運送業、小売業などの非製造業は同27・5ポイント増の31・4と大幅に上昇し、2期連続の増加となった。
売上DIは製造業が同5・7ポイント減の14・3、非製造業は同10・4ポイント増の37・9となり、2017年7~9月期(DI31・5)の景況感を上回っている。
次期(18年7月~9月)の業況判断DIは、全体的に回復基調が続いているものの、先行き不透明感の影響で同5・3ポイント減の21・5と予想している。

2018年8月7日発行