NEWS

北九州エリアでタクシー配車サービス開始 東京のDiDiモビリティジャパン


第一交通産業と提携

タクシー配車サービスのDiDiモビリティジャパン㈱(東京都千代田区、シュ・ケイシ社長)は10月24日、北九州エリアでタクシー配車サービスを開始した。
無料タクシー配車アプリ「DiDi」を通じて、AIが乗客と一番近くにいるタクシーをマッチングするサービス。今回の対象エリアは北九州市、中間市、遠賀郡。第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)と提携し、約580台が対応する。6月末に福岡、春日、大野城、筑紫野、太宰府、古賀、糸島、那珂川の8市と糟屋郡でサービスを開始しており、県内での利用エリア拡大を図る。
同社は「今後も利用可能エリアの拡大を通し、県内でさらに多くの方にご利用いただきたい。また、今後MaaS(ICTを活用し、交通をクラウド化。マイ・カー以外の交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな移動の概念)にも積極的に取り組み、さまざまな移動体験をサポートしていく」と話している。
同社は2018年6月設立。中国の配車サービス大手、滴滴出行(ディーディーチューシン)とソフトバンク㈱の合弁会社。「DiDi」は北京やメルボルンなど世界1000都市以上で提供されており、国内では、大阪、東京、京都、兵庫、北海道、大分で利用できる。

2019年11月12日発行