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北九州の商用EV販売会社と資本提携 九電テクノシステムズ


週刊経済2022年10月4日発行

電力系統安定化技術の開発など推進

電気機械器具製造・販売会社の九電テクノシステムズ㈱(福岡市南区清水4丁目、小野利喜社長/以下Q-テクノ)は8月29日付で、商用EV車や充放電器の開発、販売などの㈱EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区白山1丁目、佐藤裕之社長/以下EVMJ)と資本業務提携を結んだ。
Q‐テクノ初の九州電力グループ外への資本参加で、交通、運輸事業者などの電化支援や、電力使用状況を把握し充放電を行うエネルギーマネジメントシステム(EMS)の開発強化、およびそのほかの新商品、サービスの共同開発に取り組む。具体的には、商用EV車を保有、および導入を検討する事業所に対してEVMJが強みをもつEVや充放電器と、Q-テクノのEMSをパッケージングしたソリューションサービスを展開するほか、Q-テクノの電力ネットワーク技術とEVMJが有するバッテリー充放電技術による電力系統安定に役立つ新技術の開発などを行う。同社では「協業を通じて技術開発や事業化を進めることで、カーボンニュートラルの実現につなげたい」と話している。