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北九州―沖縄貨物ハブ線の初便就航 ANAカーゴ
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北九州空港で初荷式
ANAホールディングス傘下の航空貨物専業会社・㈱ANAカーゴ(外山俊明社長)の北九州―沖縄貨物ハブ線の第1便が6月5日未明、北九州空港から那覇空港に出発した。
初便就航に合わせ、同社は北九州空港で記念セレモニーと初荷式を実施。4日午後10時30分から開かれた記念セレモニーには北九州市の北橋健治市長や服部誠太郎副知事ら自治体関係者ら約50人が出席。テープカットとくす玉割りを行い、就航を祝った。その後、11時過ぎには空港貨物ヤード(90番スポット)で初荷式があり、北九州エアターミナルの女性職員から大和田淳一機長に花束が贈呈されたほか、飛行機をバックに関係者らによる記念撮影などがあった。初便には電子、半導体部品や農林水産物など約40トンが積み込まれ、午前0時45分に那覇に出発した。
セレモニーでは全日空九州支社長の大人形(おおひとがた)綱邦上席執行役員、小川洋知事の代理で出席した服部誠太郎副知事がそれぞれあいさつ。大人形上席執行役員は「初便は“満載”の状態で那覇に向かう。沖縄を経由して当日朝にはアジアの主要6都市に荷物が届けられるのが路線の強み。九州、西中国地域の物流の流れを変えるという気持ちで運航していきたい」と話し、服部副知事は「24時間運用という強みを生かし、国際貨物定期便の誘致に取り組んできた県、北九州市にとってこの上ない喜び。空港の機能強化につなげていきたい」などと話した。
同路線は24時間運用の北九州空港と那覇空港内にある同社貨物上屋を経由して、上海などアジア主要6都市を結ぶ国際貨物ネットワーク。最大約50トンの積載が可能な貨物専用機を使用し、週5便体制(片道)で運航する。運航ダイヤは関西空港を午後10時に出発した航空機が11時10分に北九州空港に到着、翌日午前0時40分に那覇空港へ出発、同2時30分に到着。午前3時台から5時台に那覇を出発する国際貨物定期便に接続していることから、上海や香港などアジア6都市には午前中に荷物が届く点が強み。
2018年6月12日発行