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動画撮影機の苦戦などで売上高84%減  コマップ    出版事業好調で赤字幅は縮小


 出版、コンテンツ制作事業・コマップ株式会社(福岡市中央区天神1丁目、近藤環社長)の09年3月第1四半期は、売上高が8815万円で前年同期比84%減、経常損失が3803万円で前年同期の6001万円から赤字幅を縮小した。
 動画撮影機「ムビクラ」の設置が伸び悩んだことなどで、大幅な減収となった。事業別では、「パブリッシング・ソリューション」事業が、東京営業部の受託出版成約や福岡出版部の受託制作増加により売上高が4838万円で同2倍となった。一方「モバイル・コンテンツ」事業が、携帯で撮影した画像を集めた静画を作成する「PIT」の成約が第3・4四半期に集中するほか、「ムビクラ」の設置が伸び悩んだことなどで売上高は3976万円(前年同期5億1250万円)と大幅な減収となった。通期では、売上高6億4200万円の同33%減を見込んでいるが、組織変更により業務効率化を図るほか、「mf」や女子高校生向けフリーペーパー「ココエンジェル」など不採算事業を見直すことで経常利益1920万円の黒字回復を目指す。