動画付き地図アプリの提供を開始　Ｆｉｌｏｔ

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週刊経済2021年8月10日発行

投稿数は４千本

システム開発、動画プロジェクトなどを手掛ける㈱Ｆｉｌｏｔ（福岡市中央区舞鶴１丁目、高橋俊光社長）は７月７日からｉＯＳ版動画付き地図アプリの提供を開始した。
名称は「Ｖｉｔｈ（ヴィズ）」。伝統や文化を動画で残していきたいとの思いから企画したもの。利用者が観光地や店舗などＰＲしたいスポットの位置と動画を送ると、同社のクリエイターチームが、無料でＢＧＭやスポット名、住所、概要などを付け１５秒の動画に編集し、ＶｉｔｈやＹｏｕＴｕｂｅに投稿する。ユーザーが自身で編集した１５秒動画をそのまま投稿することも可能。また、以前福岡商工会議所が運営する飲食店応援プロジェクト「ＧＯＯＤ　ＵＰ　ＦＵＫＵＯＫＡ（グッドアップフクオカ）」に提携する飲食店の料理動画を作成した実績から、飲食店の動画もＶｉｔｈ内のマップで見ることができる。現在、観光地や店舗、駐車場、駐輪場、公園など４０カテゴリを設け、４千本の動画を投稿、年内に１万本の投稿を目標にしている。「日本国内のみならず、バンクーバーやタイ、イタリア、スペインなどからも投稿がある。今後は動画投稿数やスポット数を増やし、ユーザーを獲得していきたい」としている。
同社は２０１５年１月設立。資本金３００万円。従業員４５人。