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創立100周年記念祝賀会を開催 九州郵船
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週刊経済2023年2月28日発行
2年5カ月、5回目の延期で
旅客定期船運航、郵便事業の九州郵船㈱(福岡市博多区神屋町、竹永健二郎社長)は、2月15日に同市のホテルオークラ福岡で創立100周年記念祝賀会を開いた。
同社は2020年8月15日に創業100周年を迎えて、当初は同年9月10日に祝賀会を予定していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期を強いられ、約2年5カ月を経て5回目の延期で開催となった。祝賀会には福岡、佐賀、長崎の関係者ら約300人が出席。主催者あいさつで竹永社長は、関係者に感謝の言葉を述べた上で「燃料油価格の高止まり、離島における少子高齢化、過疎化の進行で輸送需要が減少するなど、厳しい環境下に置かれている。われわれ一人ひとりが目的意識持ち、自己啓発し、意識改革とチャレンジ精神を常に念頭に置き、この100周年を契機に心新たに安全運航を基本とし、社業にまい進してさらなる飛躍を目指したい」と話した。その後、吉永隆博九州運輸局長、平田研長崎県副知事、白川博一壱岐市長、比田勝尚喜対馬市長が祝辞を述べ、博多券番の祝舞の後、森拓二郎十八親和銀行会長の乾杯の音頭で入宴した。
同社は1920(大正9)年8月設立で、資本金は2億円。 博多・唐津と長崎県の壱岐・対馬を結ぶ旅客定期航路を運航し、年商は約33億円。従業員は186人。