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副市長に光山前総務企画局長と中村前同局理事 福岡市


貞苅、中園両副市長は退任、荒瀬氏は再任

福岡市では4月1日付で、副市長に光山裕朗前総務企画局長と、中村英一前同局理事が就任した。
貞刈厚仁副市長と中園政直副市長は、任期を約2年残していたが、高島市政3期目を迎えるに当たり、いずれも本人の申し出を受けて退任した。荒瀬素子副市長は再任し、生え抜き3人の体制はそのままとなった。新任副市長は、いずれも民間勤務と総務企画局長経験者という共通項がある。
光山氏は久留米市出身。1962年10月24日生まれの56歳。九州大学工学部大学院建築学科修士修了。民間での勤務経験を経て、91年に入庁。当初は7年間は建築関連の業務を務めたが、その後は財務・企画畑を歩んだ。14年市長室長、16年住宅都市局長と歴任し、18年から総務企画局長を務めていた。趣味は飲食店巡り。
中村氏は大川市出身。1958年2月20日生まれの61歳。県立筑紫丘高校卒。民間企業勤務を経て、84年入庁。94年から6年間在籍した市民局では、博多座の立ち上げに携わった。2010年財政局アセットマネジメント推進部長、11年総務企画局企画調整部部長などを経て、13年総務企画局長に就任。5年間同職を務めて退職後、同局理事に再任用されていた。
そのほか、局長級は20人、部長級は62人が異動し、一般職全体の異動規模は前年比50人増の998人。定年退職者248人のうち、129人を再任用した。総務企画局長には小野田勝則こども未来局長、財政局長には松本典久財政局税務部長、港湾空港局長に清家敬貴市長室広報戦略室長などが就いた。5月末発行のふくおか経済6月号の特集で、新任幹部の抱負やプロフィールなどを掲載する。

2019年5月1.8日合併号