NEWS

前期減損損失計上の反動などで過去最高益 総合メディカル


売上高は1222億円に

保険調剤薬局、医師の転職・開業支援などの総合メディカル株式会社(福岡市中央区天神2丁目、坂本賢治社長)の17年3月期連結決算は、売上高が前期比1・2%増の1222億1600万円、経常利益が同3・9%増の64億4000万円の増収増益となった。

薬局部門では薬価改定やC型肝炎治療薬の処方減少によって売り上げ減少したが、医業支援部門のコンサル部門やレンタル部門で売上高が増加。前期に減損損失を計上した反動などあり、過去最高益を更新しての増収増益につながった。医業支援部門では病床再編コンサルティングの新規案件が増加したほか、46件の診療所継承開業支援や医療モール10件を開設した。薬局部門ではM&Aによる92店も含めて105を出店し、店舗数は674店となっている。

エリア別では東日本エリアの売上高は前期比9・6%増の480億5400万円、営業利益は同14・6%増の14億800万円。西日本エリアでは売上高が同2・1%増の324億6300万円、営業利益は同5・5%増の21億9700万円。九州エリアでは売上高が同5・9%減の375億4100万円、営業利益は同9・7%減の25億7600万円。

今期は売上高が同10・9%増の1355億6600万円、経常利益は同8・9%増の70億1600万円の増収増益を見込んでいる。

2017年6月6日発行