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前期の巣ごもり特需の反動で減収増益 ピエトロ中間期


週刊経済2021年11月23日発行

経常は29%増の2億8800万円

東証1部上場で食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)の2022年3月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比1・7%減の42億7500万円、経常利益が29・4%増の2億8800万円で減収増益となった。
食品事業、特にパスタカテゴリーにおいて前期の第1四半期の巣ごもり特需の反動減が大きかったため減収となったが、利益面では営業利益が27・7%増の2億9100万円、当期純利益が50・3%増の1億5600万円と増益となった。事業別では、食品事業は、利益面では売り上げ減による粗利の減少に加えて、植物油などの原材料価格高騰の影響を受けて、売上高が8・6%減の33億2300万円、営業利益が12%減の11億900万円の減収減益。レストラン事業は前期と比べて営業時間短縮の影響があったものの、売り上げが回復したことに加えて、利益構造改革の効果が進み、大幅に収益が改善。売上高が38・5%増の8億7100万円、営業利益が1億4700万円の損失(前期は1億9600万円の損失)だった。家賃収入などのその他の事業は、売上高が5・8%減の8千万円、営業利益が5・9%減の4100万円だった。