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前月比0・09%増の4・37% 三幸エステート福岡支店調べ
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週刊経済2024年10月30日発行号
10月の福岡市ビル空室率
三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、10月の福岡市ビル空室率は前月比0・09ポイント増の4・37%だった。
規模別では、大規模ビルが前月比0・11ポイント減の3・42%、大型ビルは前月比0・5ポイント増の3・81%、中型ビルは0・16ポイント減の6・54%、小型ビルが前月比0・59ポイント増の6・77%。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は前月比0・01ポイント減の5・76%となった。
中村支店長は「空室率の上昇は新築ビルが空室を抱えて竣工したことが主な要因となった。博多駅周辺では引き続き品薄感が漂っており、330㎡前後の募集床の大半で成約に向けた話が進んでいる。最近では貸会議室やコワーキングスペースなどのテナント向け共用施設への注目度も高く、アメニティが充実したビルへの引き合いが多い傾向にある」としている。
※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡の物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件。