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前年比6人減の34人が入社 西部ガス
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週刊経済2022年4月19日発行
熊本、長崎で初の地域採用
都市ガス販売の西部ガス㈱(福岡市博多区千代、道永幸典社長)は4月1日、2022年度の入社式をパピヨン24ガスホールで開催。前年比6人減の34人が入社した。
昨年は持ち株会社の西部ガスホールディングスとして入社式を開催したが、今回は中核会社の西部ガスによる入社式に変更。昨年設立した地域会社の西部ガス熊本(1人)、西部ガス長崎(2人)でも、初の新卒社員を採用した。式典は直近2年と同様、感染防止の観点から理念の唱和などが省略され、20分程度で終了した。
道永社長はあいさつの中で、「脱炭素化」の流れが世界的に加速していることに触れ、「昨年、『西部ガスグループカーボンニュートラル2050』を策定し、これを機動的に推進する専門組織、『カーボンニュートラル推進室』を本日より設置した。徹底した天然ガスシフトによる低炭素化を推進し、そのうえで再生可能エネルギーの普及拡大、メタネーション技術の導入など、脱炭素化に取り組んでいく」とトップとしての決意を示した。また新入社員に対しては、「『対話力』『展開力』を備えた社員になってほしい。会社として大きな変革を進めている今、皆さんの周りにはチャレンジできるチャンスが満ち溢れている。挑戦しなければ負けることはないが、同時に勝つこともない。創立90年を超えた西部ガスグループを一緒に大きくしていこう」と呼びかけた。
新入社員代表の石川加奈さんは「変化の激しい時代において、私たち新入社員に求められるのは、学びの思考を止めず、挑戦し続けること。この先さまざまなことに挑戦する中で失敗することもあるとは思うが、失敗から学び、成長・成果へとつなげていきたい」と新社会人としての意気込みを語った。