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前年比15人増の119人が入学 九州職業能力開発大学校


93人は応用課程に進学

厚生労働省が所管し、ものづくり産業に特化した人材育成の九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、岡田龍雄校長)は4月3日、北九州国際会議場で入学式を開いた。
同大学校は1、2年次の専門課程(2年間)と、3、4年次の応用課程(2年間)で構成されている。今年は前年比15人増の119人が専門課程に入学、93人が応用課程に進学した。また、昨年9月から実習が本格スタートした「生産ロボットシステムコース」を新たに開設して初めての入学式となった。同コースは3、4年次の応用課程に組み込まれるもので、昨年度は16人が受講した。実際の製造現場で使用される「アーム型ロボット」などを増設しており、今後さらに実習を強化していく。
岡田校長は「労働人口が減少するなか、当校では生産性向上に向けたロボットの導入や実践的カリキュラムの構築を強化している。ものづくりは国を支える基盤産業でもある。技術を通じて社会貢献できる人に育ってほしい」と歓迎の言葉を述べた。

2019年4月9日発行